Fireworksの終焉

2019年07月02日

AdobeがFireworksのサポートを終了してから だいぶ経ちますが、
最近になって Fireworksに触れる機会がありました。
そんな私から 感想を述べさせていただければ・・・

終了したのも頷ける。

といった所です。

IllustratorとPhotoshopのいいとこ取りとは言いますが、
それなら、IllustratorとPhotoshopで
やってしまっても いいのではないかと。

画像を取り出すなら「スライス」を行うのですが、
画像だけで別途作っておけば、その手間も省けるのではないかと。

コーディングを担当する側からすれば、
Fireworksから画像をスライスするのも、けっこう大変なのです。
背景の透過色も配慮する必要は ありますし、
スライス対象に対し、スライスツールをピクセル単位で調整して、
範囲を調整する必要もあります。

それなら 画像を別途作っておき、
それをPhotoshpで作った デザインカンプのデータに
ペタペタ貼り付けていけば いいのではないかと。
そして画像も、別途フォルダに残しておいてあげれば、
スライスという手間も省けます。

イラストならIllustrator、写真加工ならPhotoshopと、
それぞれが得意とするツールで行えばよく、
1つのツールで 全てを完結する必要はないのです。
それに 多目的なツールよりも、目的が特化したツールの方が、
ひとつの機能が高度になっていたり、
より多彩な機能が備わっているものです。

Adobeの開発者の人も、多目的なツールよりも、
目的が特化したツールを作る方が 簡単なはずですし。

また、Fireworksのデータには、ウェブデザインに必要な
全てのデータが 含まれているわけでは ありません。
文字サイズは 何pxかと言っても、今やレスポンシブの時代。
画面幅に合わせた「vw」という単位も 使われますし、
カンプ通りに仕上げるよりも、
アクセスする人の端末に合わせて作る事が先決です。
それは どのみちFireworksを手放しても同じことで、
カンプ上から 文字のピクセル情報まで拾う必要は ないはずです。

つまり、どのみち全ての仕様を
たった1枚のカンプで 完結する事は 不可能なのだから、
必ずしも Fireworksである必要は ないのです。

なにより 個人的に違和感があるのは、
ファイル形式が「.png」である事です。
カンプのデータ自体を「ピング」という人も いるようですが、
そもそも「PNG」というのは、「Portable Network Graphics」の略で、
本来は「.gif」画像の著作権問題対策などのために作られた 画像のデータです。

それを レイヤー情報や文字情報など 様々なデータをブチ込んで、
ネットワークなグラフィックとして使うには、
全然ポータブルじゃないデータに しているワケです。

Adobeの人も 後にそこに違和感持ったのかな、
「.fw.png」に カスタマイズしたようですけど、
やっぱり画像データは 画像データとして使いたいものです。

Fireworksが デザインを行うにおいて、
欠かせないソフトであったからと言って、
必ずしも 使い続ける必要は ないと思うのです。
むしろ最先端を目指すのであれば、
過去に確立された手段が正しいと妄信し、
いつまでも その方法に しがみつくのではなく、
サポートも終わり、代替策もあるソフトからは キッパリ卒業をし、
新しい環境で 作業を行う方法も 考えていく必要があるのです。

Pocket