余裕は必要

2020年05月20日

現在、ある会社にて ウェブサイトのコーディング業務に就いています。

退屈なときも ありますが、その分余裕があるせいか、
勉強の時間に 充てる事もできます。

会社は勉強する所ではないと 言われるかもしれませんが、
勉強をした成果が 会社にも活かされるのであれば、
いいのではないでしょうか。

逆に 短いシフトを組み、働いていない時間は 自主的に勉強を行ったり、
自主的に技術的なイベントに行くようにと指示をするような会社は、
いわゆる『やりがい搾取』というような行為を 行っていると言えます。

そういうのを『自己投資』という言葉を使い、
なんでも自主的に やらせようとする会社も、残念ながら世の中には ありますが、
やはりプライベートはプライベートで 別の事を行ったほうが、
心も体も休めますし、仕事や技術以外の アイデアの材料を入手するキッカケにもなります。

現在、私が働いている会社でも、暇があるときは、
今の作業を ラクにするような技術や、
今後の業務で活用できる技術を 勉強しています。

その時間は 会社にとって具体的な成果には つながらないかと思います。
しかし、その具体的な成果にしか 対価を支払わない会社ではなく、
人の成長が 会社の成長に つながると思ってくれている会社こそが、
働くにおいて理想的と言えるでしょう。

また、カツカツのスケジュールで、
案件を素早くこなし、間髪入れずに次の案件に着手しなければ、
とてもでないが 利益にならないというような会社は、
もはや会社として破綻していると言えるでしょう。

多くの場合は「人月」もしくは「人工(にんく)」という単位で 工数管理をしていますが、
その工数管理の方法も 正確ではないという事は、
今から40年ほど前に、フレデリック・ブルックス氏が、『人月の神話』として語っています。
残念ながら 相変わらず人月計算で見積を行い、破綻している所も数多く存在しますが、
そうならないようにするには、やはり余裕というものが 必要になってきます。

逆に、工数見積もり容易な状況のまま 作業を行うという事は、
作業の方法に 変化がないという事でもあります。
変化がなければ、より効率のよい方法に着手する事もなく、
古びた技術のままの 古いコンテンツを、現代のお客様に提供しなければならないという、
残念な状況に なってしまいます。

会社は 具体的な成果物に対してのみ
対価を支払いたいというのも あるかもしれませんが、
従業員も生活が かかっており、
給与も少ないうえに プライベートまで割くという事になっては、
会社に成果を提供するどころの話では なくなってしまいます。
従業員も 常に勉強していく事も たしかに大切ではありますが、
会社は従業員の生活を守るという義務がある事も 忘れてはいけません。

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