本当の『連携』とは

2020年06月09日

最近よく『連携して』と聞きます。
ただ、本当の意味で『連携』は 取れていますでしょうか。

『連携』という言葉も曖昧

ただ『連携を取れ』と言われても、この指示自体が漠然としているでしょう。
場合によっては、情報の要求や 他者とのやりとりのためだけに、
『連携』という言葉が 使われる事もあります。

『連携』という言葉は、そのような簡単な意味を一元化するために、
使われる言葉ではないはずです。

『連携』とは透明性

本当の『連携』とは 情報の透明性です。
関係者同士で 情報をやりとりできる環境を 作る必要があります。

それは単に 質問の頻度を増やせばよいという ものではありません。
むしろ質問をしなくても 情報を確認できる透明性が必要となります。
質問を送っても その返答に時間がかかる・・・
これでは連携とは 到底程遠いものです。

『連携』を部下任せにしてはいけない

部下に対して『連携を取れ』と言って、
放置したりしては いませんか?
『質問する事が大事』と言って、質問を待っている場合も問題です。

なぜなら部下には 質問をするための材料自体が無いため、
どんな質問をしたらいいのか わからないからです。

そんな状況でも 部下に質問をする事を求めていたら、
思いつく限りの事を 総当たりで質問しなければいけません。
そうなると、例えば100人の部下がいたとすれば、
最低でも 100の質問に回答しなければならないのです。
当然、一人ひとりが質問する事は山ほどある(際限が見えない)ため、
問合せ1000本ノック」どころの話では なくなってきます。

なので、知らない側が 質問するのを待つのではなく、
知っている側が 必要な情報を 開示していかなくてはならないのです。
むしろ 質問する事を部下の義務としてしまうのは、
上司側の怠慢でしかありません。

理想的な『連携』とは?

今やクラウドの時代でもあり、GoogleのG Suiteなどを使えば、
いつでも誰もが観る事のできる資料を、
容量や相手のOSを気にする事なく、自由に作る事ができます。

それがないITとは無縁な現場にしても、
自分の仕事を 資料として残しておけば、
何人新しい人が来ても、情報伝達が容易になるものです。

情報を持つ人が 資料を作って各人に渡す。
こういうのが本当の『連携』ではないでしょうか。
もちろん それ以外にも連携の方法はあります。

部下に対し、質問する頻度を増やさせたり、
コミュニケーション能力が大事と言いつつ、話しかける事を強要したり、
部下の尻をたたくだけの上司は 必要ないのです。
上司の役目は、部下に対して情報を与え、統率していく事です。

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